施工事例

【神奈川県川崎市】マンションスロープ2024.09.24

マンションスロープの止水工事

 

神奈川県内のマンション駐車場スロープでは、一見すると問題のなさそうな塗膜防水が施工されていましたが、雨天時にはスリップ事故の危険性や、スロープ下部への漏水といった課題が生じていました。

 

今回、シリカテックによる改修でこれらの問題を根本から解決しました。

シリカテックは、コンクリート躯体自体を防水層へと改質する無機系防水材です。表面に膜を形成しないため、雨の日でも滑りにくく、車両や歩行者の安全性が向上します。

また、施工後も未反応の成分がコンクリート内部に残留しており、後から進入した水分に反応して自己補修を続けるため、防水性能と構造耐久性が時間の経過とともにさらに向上していきます。

既存の塗膜防水層を撤去したところ、防水層の下にあるコンクリート躯体には、過去に行われた補修の痕跡が多数確認されました。

床全面にシリカテックを散布し、コンクリート躯体内部へと浸透させます。


シリカテックはコンクリート中の成分と化学反応を起こし、微細なひび割れや空隙を充填・封鎖する反応生成物を形成します。

マンホールや雨水浸透桝、排水溝周りの修繕もあわせて行います。


また、劣化が見られる立ち上がり部分のシーリングについては、再処理を実施します。

既存のひび割れ補修のシーリング材を撤去。

シリカテックを散布し、シーリング材を撤去した溝に浸透させる。

溝に新たな補修材を充填し、再度補修を行います。

0.2㎜以上のひび割れには、シリカテックを注入した後、セメント系グラウト材を充填して補修を行います。

全ての補修を終えたら止水工事の完了です。