施工事例

【山形県鶴岡市】病院駐車場 止水工事2024.09.07

融雪剤によるコンクリート劣化に対応

 

豪雪地帯にある病院様よりご相談をいただきました。

長年の融雪剤の影響により、駐車場のコンクリートが劣化し、デッキ部分には錆が発生。来院者の車両や建物の維持管理にも影響が出始めている状況でした。

まず、デッキ裏に発生していた錆に対して錆止め処理を実施しました。

融雪剤による劣化の激しいコンクリート床には多数のひび割れが発生しています。

ひび割れにシリカテックを散布してコンクリートの奥深くまで浸透させます。

0.2㎜以上のひび割れにはセメント系グラウト材で充填・補修を丁寧に行います。

床面全体にシリカテックを散布し、微細なひび割れや空隙のすみずみにまで浸透させます。

シリカテックは水よりも速くコンクリート内部に浸透し、微細なひび割れや空隙を内部から閉塞していきます。

さらに、未反応のシリカテックは空隙内にとどまり、雨水と反応するたびに結晶化を繰り返します。
この反応は時間の経過とともに進行し、コンクリート内部をより強固にしながら、止水・防水効果を一層高めていきます。

最後に、コンクリート表面に染み込まなかった余剰のシリカテックを丁寧に除去します。