施工事例

【東京都北区】区役所屋上2024.06.06

屋上設備があっても安心!撤去不要の止水工事

 

東京都内の区役所にて、屋上塗膜防水の劣化による漏水が発生していました。

 

多数の設備が設置された屋上で撤去が難しく、予算も限られるなか、シリカテック工法を知る機会をきっかけに、防水工法の候補としてご検討いただき、今回、試験施工としてご採用いただきました。

試験施工では無事に止水に成功し、現在は本格的な工事の実施をご予定いただいております。

漏水箇所の真上の防水膜を切り取り、原因とみられるクラックには、低圧注入工法によりシリカテックと微粒子セメントを充填しました。

さらに、防水膜の破断部やドレン周りの劣化箇所にも、重点的にシリカテックを注入しています。

最後に既存防水膜の上から床全面にもシリカテックを散布し、細かいひび割れや劣化部分にも浸透させます。

 

シリカテックは水よりも早く浸透する性質を持っており、雨水の侵入経路からコンクリート躯体内部のひび割れや空隙まで到達し、それらを閉塞していきます。

また、未反応のシリカテックはコンクリート内部に留まり、雨水に反応するたびに化学反応を繰り返して、内部からひび割れをより強固に閉塞し続けます。